ウクライナからの違法な出国の試みが多いのはモルドバやルーマニアとの間の国境=国境警備庁
ウクルインフォルム
ウクライナのデムチェンコ国境警備庁報道官は4日、違法な越境の試みが最も多く確認されているのは、ウクライナとモルドバ、ウクライナとルーマニアの間の国境だと報告した。
デムチェンコ報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
デムチェンコ氏は、「国境警備隊隊員は国境の緑の地点、つまり、通過検問地点の外での違法な越境の試みをほぼ毎日阻止している。そして、そのような事例が最も多く確認されているのは、モルドバとの間とルーマニアとの間の国境だ。また、大切なことだが、通過検問地点、つまり、合法的に越境できる道を通じて、違法な越境の試みを行う違反者も摘発されている。しかし、そこでは彼らは、偽造文書を使おうとしたり、国境警備庁の監視員を買収しようとしたりしている」と発言した。
また同氏は、違反者は単独かあるいはグループで国境に到達して、越境を試みているとし、そのような男性たちは基本的に犯罪グループに連絡して、違法な越境を支援する約束を取り付けていると伝えた。
同時に同氏は、「しかし、これらの犯罪グループはしょっちゅう人々の命を軽視していることを指摘できる。彼らは支援を約束しながら、彼らを移動の難しい森や、人々が頻繁に死亡している森林内の川を通る国境へと送り出している。私たちはまた、人々がどのようなルートで越境せねばならないかを理解して、実行を断念するのも目にしている」と発言した。