黒海にて多国間海軍共同演習開始
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ウクルインフォルム
黒海にて、第20回多国間海軍共同演習「シーブリーズ2020」が始まった。
20日、国防省傘下のアルミヤインフォルム通信が報じた。
報道には、「今年のウクライナ・米国演習シーブリーズは、黒海海上にて人の接触なく展開される。予定されているのは、海上の訓練における加盟国による共同戦術機動実施、通信組織訓練、対魚雷行動、航行中の物品明け渡しである。船員は、戦術航空機、海軍航空機との連携活動を行い、海上移動中の対空、対艦、対カーテル訓練を行い、海上拿捕作戦や違反船への臨検課題を実施する。さらに、警備強化、重要海洋インフラ施設の防衛の課題も実施される」と書かれている。
オレクシー・ネイジュパパ・ウクライナ海軍司令官は、シーブリーズの基本目的は黒海地域における安定と安全の維持だと指摘し、そのため海上訓練の主要な課題は、平和維持、聞き地域の安全確保を目的とするNATO基準にのっとった作戦遂行だと指摘した。
今年の多国間海軍共同演習シーブリーズは、7日間にわたって続くとのこと。演習には、米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ポーター」(USS Porter)、対潜哨戒機「P-8ポセイドン」、その他常設北大西洋条約機構(NATO)海洋グループの艦船が参加する予定。
写真:アルミヤインフォルム通信
シーブリーズ2020には、9か国(ウクライナ、米国、ブルガリア、ジョージア、ノルウェー、フランス、ルーマニア、スペイン、トルコ)から約2000名が参加する。参加艦船は20隻以上。