ゼレンシキー宇大統領、「軍の日」に演説
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ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は6日、「ウクライナ軍の日」に合わせて、東部前線やハルキウ市を訪れ、演説を行った。
大統領は、ハルキウ市にてウクライナ軍創設30周年記念式典に出席した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「自由は、私たちにとっての最大の価値である。私は、それには際限はないと確信している。自由は、私たちの国家、2014年にウクライナ軍人がロシアの侵略から守り、今日も守りつつづけているウクライナ全体にとってのシンボルである。今日、私たちは、西部、東部、南部、北部、中部にて、彼らを国全体で守っている」と発言した。
また大統領は、同日、ウクライナ全国でウクライナ軍創設30周年記念式典が同時開催されていると指摘し、「私たち皆、偉大で自由で独立したウクライナにともにいる。それは全て、軍の戦士、部隊のおかげなのだ。彼らについては、誇りしか感じない」と強調した。
写真:大統領府
ハルキウ市での式典の様子 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
その他大統領は、現在ウクライナ軍には3万2000人の女性が従軍しているとし、女性の数は2014年と比べて2倍となっていると伝え、「彼女たちは、飾りでもなければ、二番手を担っているわけでもない。彼女たちは、真に勇敢かつ勇気のある戦士である」と発言した。
また同日、ゼレンシキー大統領は、ドネツィク州の前線を訪問している。その際、大統領は、「ウクライナ軍の日」に合わせてウクライナ軍人と対話をし、贈呈品を渡している。
写真:大統領府
なお、ウクライナでは、12月6日は、「ウクライナ軍の日」と定められている。この日の制定は、1991年同日に、ウクライナ最高会議(国会)が「ウクライナ国防法」と「ウクライナ軍法」を採択したことから来ている。