
ウクライナ防衛支援会合で、各国が新たな支援発表
ウクルインフォルム
15日にブリュッセルで開催されたウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)にて、米国、カナダ、英国、デンマーク、オランダ、イタリア、ノルウェー、ドイツがウクライナの防衛能力強化のためのあらたな支援を発表した。
オースティン米国防長官が会合後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
オースティン氏は「今日、複数の国がウクライナへの新たなコミットメントを発表した」と発言した。
同氏によれば、カナダは防空システムのミサイル200弾以上を含む総額5億ドルの追加支援を提供。米国は、英国、デンマーク、オランダとともに「ウクライナにとって極めて重要な追加的防空ミサイルへの資金拠出」を行ったという。
またオースティン氏は、ロシアがウクライナの町へと激しいミサイル攻撃を続けていることから、主な焦点はウクライナに提供する効果的な防空システムの数を増やすことに向けられたと指摘した。
さらに同氏は、イタリアは「ウクライナが自衛をする上での喫緊の必要に合致する極めて重要な装備品」を含む支援を提供すると発表したと伝えた。
その他同氏は、複数の国は長期的視点でのウクライナ支援に関する提案を出したとし、具体的にはノルウェーとドイツが複数年の支援パッケージを発表、デンマークは2024年までの総額約26億ドルの長期軍事支援パッケージの拠出を発表したと伝えた。
その上で同氏は、「これら全ての貢献が私たちの団結とウクライナへのサポート、私たち皆の安全を保障する、ルールに基づいた国際秩序の保護を強化している」と強調した。
なお、15日、ブリュッセルにて、約50か国の参加する「ウクライナ防衛問題コンタクトグループ」会合(ラムシュタイン会合)が開催されていた。
写真:EPA