ゼレンシキー宇大統領、スロバキアを訪問 武器共同製造などにつき協議
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、スロバキア首都ブラチスラバを訪問した。
ゼレンシキー大統領は、チャプトヴァー・スロバキア大統領と会談後共同記者会見を行った。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日、私たちはスロバキアにいる。私たちの民の利益のために働いており、スロバキアの政権と人々から私たちに提供されている支援に感謝している」と発言した。
同氏は、スロバキアが人道地雷除去支援を行う準備があることにつき謝意を伝えた上で、「私たちは、関連のスロバキアの機材を購入する準備があり、私たちはそれに関心がある。そして、そのような地雷除去の機材を新たな製造企業を作る準備もある。ウクライナとスロバキアは一緒に、グローバルな地雷脅威から人々を守るドナーとなることができる」と発言した。
また同氏は、前日、ウクライナはスロバキアと16台の自走榴弾砲「ズザナ2」の16台の製造契約を締結したと伝えた。同氏は、「その他の共同製造、砲弾製造、榴弾砲製造のための作業もしている」と発言した。
チャプトヴァー・スロバキア大統領は、「スロバキアはウクライナに防空システム、戦闘機を供与した。その分野の協力は徐々に他の分野の協力へと移行している。私たちは、榴弾砲『ズザナ2』16台のウクライナへの供給契約に署名することができた。それはもうすぐ行われる」と発言した。
チャプトヴァー氏はまた、スロバキアとウクライナは、新しいタイプの榴弾砲を共同で開発し、弾薬と地雷除去システム「ボジェナ」を共同で製造することを計画していると伝えた。その際同氏は、「ウクライナからは、地雷除去機材の数の増加が希望されている」と発言した。
写真・動画:ウクライナ大統領府