ドイツ連邦議会国防委員会のマリー=アグネス・シュトラク=ツィンマーマン委員長(自由民主党)は4日、ドイツ製巡航ミサイル「タウルス」のウクライナへの供与はショルツ独首相個人が妨害していると発言した。
シュトラク=ツィンマーマン国防委員会委員長がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ。
同氏は、「『この瞬間』彼はタウルスを送りたがっていない。しかし、『その瞬間』ウクライナでは人々が死に続けているのだ。神の名において、首相は何を待っているというのだ? 連立内閣において彼が一人でその決定を遮断している。無責任だ」と書き込んだ。
なお、ドイツの報道は7月、同国の与党にも野党にも、ウクライナに対する武器支援を増やすこと、とりわけ長射程ミサイル「タウルス」の提供を支持する政治家がいるが、独政府自体が複数の「懸念」から同決定に至っていないと報じていた。