ジョージア報道機関、被占領地にてロシアが建設を進める軍港を公開
ニュースサイト「コーカサスのこだま」が伝えた。
報道によれば、アブハジアの住民がジョージアの「反占領運動」に対して無人航空機で撮影した動画を提供したという。動画では、オチャムチラ港における重機の作業が見える。
ジョージアのテレビ局「ピルヴェリ」が公開した動画では、最近建設された建物(おそらくロシア軍事基地の職員のためのもの)が見える。
「反占領運動」のリーダー、ダヴィド・カツァラヴァ氏は、「スフミの私たちの友人に提供された動画では、オチャムチラ港で建設プロセスが続いていることがよく見える。2023年から、分離主義政権は、2024年、つまりもう今年には、オチャムチラ港は開かれ、利用可能とならねばならず、その際にはもう、軍港としてロシアの軍艦を受け入れられるようでなければならないと活発に発表していた。ロシア人は活動しており、重機はあちこちを動き回り、港湾の準備作業がかなり活発に進んでいる。ロシアがジョージアを戦争に引きずり込もうとしているのは明らかだ」と発言した。
なお、ジョージアの「反占領運動」は、ウクライナの無人機やミサイルはオチャムチラのロシアの軍艦を攻撃する可能性があるため、それによってロシアはジョージアを戦争に引きずり込みたがっているとの見方を示した。
これに先立ち、昨年10月、ジョージア被占領地の非承認「国家」アブハジアで「大統領」を自称するアスラン・ブジャニヤ氏が、オチャムチラ地区にロシア海軍の新しい常設基地が出現すると発言していた。
同氏は、ロシア黒海艦隊の小型ミサイル艦がアブハジアを訪れた際に、関連の合意文書に署名されたと述べていた。
ウクライナ国防省傘下情報総局のスキビツィキー氏は、ロシア軍は自らの艦船の一部をクリミアからノヴォロシースク港へと移動させたが、同港は全ての艦船を停泊させることができないため、ジョージアの占領地を利用することを決めたと説明していた。
ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官も昨年10月、ロシア海軍黒海艦隊は自らの艦船をノヴォロシースク、フェオドシヤ、ケルチへと分散させている、アブハジアの基地を復活させるという話も出ていると伝えていた。