「パトリオット」が前線近くに数基あれば、ロシアは何も飛ばせなくなる=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、前線付近に防空システム「パトリオット」が数基あれば、ロシア軍航空機の攻撃からウクライナを守れるようになると発言した。
ゼレンシキー大統領がロイター通信へのインタビュー時に発言した。ウクライナ大統領府がインタビュー動画を公開した。
ゼレンシキー氏は、「もし前線付近に『パトリオット』システムを複数基配置する機会があれば、ロシア側には何も飛ばなくなるだろう。私たちのパートナーたちは、それを明確に認識している。私たちは、1週間で12機の航空機を撃墜したことを覚えている。それらは、数百、数千の爆弾を投下していたかもしれない。しかし、今は…、撃墜数ははるかにすくない。なぜか? システムがあったが、しかし、何かしら、ミサイルや部品などが、足りないのだ」と発言した。
また、同氏は、複数の旅団には現在十分な装備がないとしつつ、それは「(支援)パッケージがまだ届いていないからであり、様々な装備品が不足している」からだと指摘した。
その際同氏は、とりわけ防空の不足を指摘し、「防空が到着するよう、私たちの軍人や民間人を(編集注:ロシアの攻撃から)防ぐために、私たちはパートナーたちに恒常的に圧力をかけている」と発言した。
写真:大統領府