
ウクライナへの欧州部隊派遣が唯一の安全の保証とはなり得ない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、同国はウクライナへの欧州部隊の派遣を協議しているとしつつ、しかし、それがウクライナにとっての唯一の安全の保証とはなり得ないと発言した。
ワルシャワを訪問したゼレンシキー大統領がトゥスク・ポーランド首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちはフランス側、マクロン大統領と、私たちの領土における欧州部隊の問題を協議している。今のところ、それはかなり漠然とした話だ。私たちは、複数の国、私たちの同盟国、私たちの戦略的パートナー国の部隊が安全の保証の一部となること、なる可能性があることを支持している。それは、唯一の安全の保証とはなり得ない。それでは不十分だ。私たちは、そのことを英国の首脳とも協議していく」と述べ、ウクライナはバルト諸国のパートナーにもその問題を提起したことを認めた。
また同氏は、ウクライナにとっての安全の保証の全体像を得なければならないとし、欧州部隊の派遣はその一部に過ぎないと指摘した。
その際同氏は、「当然、ウクライナにとっての安全の保証の全体を得なければならない。その一部が部隊、軍事部隊となり得るのだ。問題は、それがどのような部隊で、どのような国からなり、数や中身がどうなるか、どこに配備されるかだ」と強調した。