
ウクライナと英国、100年パートナーシップ協定を締結
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領と英国のスターマー首相は16日、両国の100年パートナーシップ協定を締結した。
ゼレンシキー大統領とキーウを訪問したスターマー首相が協定に署名した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日は実に歴史的な日だ。ウクライナと英国の関係はかつてないほど近くなっている。私たちは新しいレベルに到達した。それは、戦略的関係以上のものだ。私たちは、100年パートナーシップ協定に署名した」と発言した。

写真:大統領府
同協定は、防衛分野の二国間関係を深化させ、ウクライナへのさらなる軍事支援を定めているという。
また英国政府は、ウクライナとの100年条約の詳細を発表した。この協定は、バルト海、黒海、アゾフ海の安全保障を強化し、ロシアの侵略を抑止するための新しい体制を通じて海洋安全保障分野の軍事協力を強化することを定めている。また、同協定は、保健、農業技術、宇宙、無人機などの分野における科学技術パートナーシップを発展させ、また、訓練プロジェクトを通じて友好関係を構築するため、専門家をまとめることを想定している。
さらに同協定は、エネルギー部門、重要鉱物採掘戦略、「グリーン」鉄鋼生産におけるウクライナの優先的パートナーとしての英国の立場を強化するものであるという。
加えて、この協定の一環として、ウクライナの妖精により、英国はロシア占領地におけるウクライナの農地から盗まれ、表示が変えられ、売られている穀物を追跡する新しいスキームを開発したという。特別なデータベースがつくられ、英国環境保護大臣がウクライナに提供するという。