平和はウクライナの条件で生じなければならない=スターマー英首相
ウクルインフォルム
英国のスターマー首相は17日、ウクライナにおける平和はウクライナの条件で生じなければならないとし、だからこそウクライナの防衛能力の強化が必要だと発言した。
ワルシャワを訪問したスターマー首相がトゥスク・ポーランド首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
スターマー氏は、英国はウクライナを支援することにコミットしていると述べた。また同氏は、ポーランドに対して、ウクライナへの支援と防衛へと著しい参加につき謝意を伝えた。
そして同氏は、「私たちは『力を通じた平和』という考えを持っている。その平和はウクライナの条件で生じなければならないし、力は支えなければならない。そのため、私たちは、ウクライナが最大限強力な立場を占めて、将来にわたり自衛し、ロシアを抑止できるようになるように、同盟国と協力していく」と強調した。
さらに同氏は、ウクライナの防衛は「欧州にとって重要な意味を持つ」と補足した。
その他同氏は、現在ポーランドがEUの議長国を担っていることを指摘した上で、同国の議長を担う上でのスローガンが「安全保障」であるというのは非常に重要だと発言した。
同氏は、「今正に、私たちが安全保障に取り組まねばならない時である」と強調した。
その際同氏は、英国はポーランドとの防衛協力の積極的な発展を支持していると述べ、近々ブリストルに、ポーランドのための新たな防衛プロジェクトの実現に携わる共同プログラムオフィスが開設されると伝えた。
写真:ポーランド首相府(X)