米国はウクライナへ展開する平和維持部隊の一部となるべき=ゼレンシキー宇大統領

米国はウクライナへ展開する平和維持部隊の一部となるべき=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナに展開される平和維持部隊はどのようなものであっても米国軍を加えるべきだと発言した。

ゼレンシキー大統領がブルームバーグへのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、欧州の同盟国は、ロシア首長プーチン氏にとっての真の抑止要因となるのに十分な数の兵力を有しておらず、どのような他の決定も北大西洋条約機構(NATO)内での分断を招くリスクがあると発言した。

同氏はまた、「それ(平和維持部隊)は、米国なしではあり得ない」とし、「たとえいくつかの欧州の友人が、それは可能だと考えていたとしても、否、不可能だ。誰も米国なしではリスクを取らない」との見方を示した。

その他同氏は、中国の習近平国家主席と話すことができていないことにつき落胆を表明し、同氏は習氏が「プーチンを平和へ追いやることができる」と考えていると述べた。

そして同氏は、「トランプ大統領が最も強いし、習近平氏もだ。私は、それが本当にできる他の同盟者はいないと思っている。プーチンの経済は、中国にかなり依存している」と発言した。

また同氏は、あり得る和平交渉についてもコメントし、自身はウクライナの未来がウクライナ抜きで決められることを望まないと発言した。

その際同氏は、「私たちは、それがウクライナの背後で行われることを望まない。私は、米国がそのようなことを行わないと強く信じている。(中略)その点に関しては、私は米国だけでなく、いくつかの欧州のパートナー国についてのことも述べている」と発言した。

さらに同氏は、西側同盟国の長期的なコミットメントがなければ、プーチンは停戦を戦力再編の機会として利用し、その後衝突線での新たな侵攻を始めるだろうと警告した。

その上で同氏は、「停戦は、プーチン氏ではなく、トランプ氏の勝利とならねばならない。プーチンは彼にとって何者でもない」と発言し、自身は、プーチン氏との直接交渉が始まる前に、トランプ氏からその約束を得たいと思っていると述べた。

同氏は加えて、「唯一の問題は、安全の保証がどのようなものとなるかである。そして、正直に言うと、私は交渉の前に理解しておきたいと思っている。もし彼(トランプ米大統領)がその強固で不可逆的な安全をウクライナのために保証できるのであれば、私たちはその外交的道のりを進むであろう」と発言した。

その他同氏は、米国の高官や西側の同盟国からのウクライナの徴兵対象年齢の引き下げについてもコメントした。その際同氏は、「さらに武器を持たない人が増えるのに、どうしてさらに若い人を動員せねばならないのだろうか?」と発言した。

写真:大統領府


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