
スターマー英首相、ウクライナへの数年間英国軍を駐留させる用意あり=報道
ウクルインフォルム
英国のスターマー首相は、ウクライナにおける停戦体制を維持し、ロシアの再侵攻を抑止するために、数年間にわたって英国軍人をウクライナに駐留させる準備がある。
英タイムズ紙が報じた。
タイムズは、スターマー首相は平和維持のために、西側同盟国と一緒に、「必要な限りずっと」英国軍を展開させる無期限のコミットメントを負う準備があると伝えている。
しかし、スターマー氏は、平和維持軍がロシアからの攻撃が会った際にロシア軍に対して攻撃する権限を得るか否かについては、言及していない。「戦闘ルール」はおそらく近々議論されるであろうと指摘されている。
スターマー氏は、米国からの安全の保証なしにウクライナへと英国軍を派遣することはないと明確にしている。トランプ米大統領は、そのような保証を提供することはないと繰り返し述べており、ロシアを抑止するのには米国とウクライナの間の希少鉱物資源開発合意のような経済的な必要性が十分だと予測している。
英国、フランス、トルコ、カナダ、オーストラリアを含む約6か国が最大3万人の兵力をウクライナに派遣する計画を協議しているという。他の国も、武器や兵站で支援する準備があるという。
これに先立ち、スターマー英首相は、将来の和平合意を支援するための具体的計画を策定するために、20日に各国の軍のトップが英国で会合を開くと発表していた。
また、スターマー首相は15日、「有志連合」に加わる首脳などの参加する、ウクライナに関するオンライン会合を主催していた。その際同氏は、同会合において首脳たちは「ウクライナ強化、有志連合を通じたあらゆる合意を自分たちで守る準備、この決定的な時におけるロシアへの圧力の維持」の3つに焦点を当てると発言していた。
日本の石破首相は15日、この「有志連合」のオンライン首脳会合に対して、書面でのメッセージを発出している。
写真:Simon Dawson