ゼレンシキー宇大統領、和平交渉時のウクライナの「レッドライン」を再度説明

ゼレンシキー宇大統領、和平交渉時のウクライナの「レッドライン」を再度説明

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、今後の和平交渉時、ウクライナは現在の被占領地をロシア領と認めることはなく、また軍の縮小にも応じないと強調した。

ゼレンシキー大統領が北部チェルニヒウ州の自治体の長との会合の際に発言した

日々の動画

ゼレンシキー氏は、チェルニヒウ州議会のドミトレンコ議長からの質問に答える形で、「私たちにとっての優先課題は、私たちの強力な軍だ。そのため、『レッドライン』は、私たちの軍を縮小させないことだ。正直に言えば、私たちは、現在の規模の軍を維持するために全力を尽くしていく。(全面)戦争開始時の3倍となっている大きな軍。近代化する以外にない軍。それ(近代化)が終戦後にあり得る変化だ」と発言した。

また同氏は、ウクライナにとっての将来の和平交渉時の他の優先的「レッドライン」は、被占領地をロシア領と認めないことだと強調した。

同氏はその際、「他の地政学的なことが、ロシアが占領したどのような領土も(編集注:ロシア領として)承認しないことである。それはウクライナ領であり、私たちにとっては、それは最も重要な『レッドライン』の1つである。いずれにせよ、それは一時的被占領地である」と指摘した。

また同氏は、公正な平和は全ての領土が戻ってきた時に実現するとしつつ、「しかし、譲歩を見つけて、いずれ外交的手段でそれら領土の返還が生じるような行動が可能ならば、思うに、おそらくいくつかの領土に関しては、それが唯一の手段となるだろう」と予想した。

同氏はそして、ウクライナは戦争犯罪者の処罰に向けて作業していくと発言した。その際同氏は、「本件で誰が私たちと一緒に来るのか。それは、ウクライナではなく、パートナーたちの尊厳と倫理にかかることである」と発言した。

写真:大統領府


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2025 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
全てのトピック
期間別:
-
Share: