
ロシアがウクライナ軍の戦力数について条件を指示していくことは絶対にない=ウクライナ政権高官
ウクルインフォルム
ウクライナのパリサ大統領府副長官は、侵略国ロシアがウクライナに対して、軍の戦力数に関する条件を指示していくことは絶対にないと発言した。
パリサ副長官がロイターへのインタビュー時に発言した。
パリサ氏は、「それはウクライナの原則的立場だ。ウクライナがどのような軍を有すべきかということは、誰であれ、ましてや侵略国ロシアがウクライナに指示していくことはない」と発言した。
これに先立ち、ロシアの首脳プーチン氏は、ウクライナ軍の戦力数を制限したいと発言していた。
パリサ氏は、停戦ないし和平の合意が達成された場合、よく訓練されたウクライナ軍はロシアの再侵攻に対する最善の安全の保証となると発言した。
そして同氏は、「ロシアが何によってコントロールされているかは想像がつく。彼らはもしかしたら、将来自分たちが何かをやりやすいように準備しておきたいのかもしれないが、しかし、だめだ。私たちの課題は、過去の教訓をよく学ぶことである」と指摘した。
同氏はさらに、強力なウクライナ軍を維持することの他に、将来のロシアの侵攻を抑止するのに役立ち得る、米国と欧州のパートナー国による安全の保証も重要だと強調した。
その他同氏は、ロシア軍は4月後半、5月に攻勢を強めるとの予想に言及した。
同氏は、ロシアはウクライナ東部のポクロウシクに攻撃を集中させるが、しかし、クプヤンシクとリマンの近郊、ノヴォパウリウカ(ザポリッジャ州)へも攻勢をかける可能性があるとの見方を示した。
その上で同氏は、「(編集注:ロシアの)絶対的な優先課題は、私の見方では、今はポクロウシク方面だろう」と発言した。