ウクライナに4日時点で電力不足なし=エネルギー省
ウクルインフォルム
ウクライナのエネルギー省は、2月4日の時点で国内の電力システムに電力不足は観察されていないと発表した。
エネルギー省がフェイスブック・アカウントで伝えた。
同省は、4日朝の時点で電力システムは均衡状態にあり、状況はコントロールされているとし、システム内に電力不足は確認されておらず、11台の発電設備が予備としてあり、必要に応じて使用できる状態にあると伝えた。また、火力発電所のユニット1基と建物1軒の緊急修理が終了したと書かれている。
また2月3日、東部ハルキウ州330kWの変電所付近で榴弾砲の砲撃が確認されたとし、同地区では戦闘行為が続いていると報告されている。
南部ドニプロペトロウシク州では、敵の大規模攻撃の被害除去の後に、150kWの架空送電線が2本技術的理由で送電できなくなったと伝えられている。結果、ウクルエネルホ社の複数の330kW変電所で停電が発生し、地元の火力発電所が緊急停電、一般家庭と鉄道で停電が発生、鉄道の運行が中断されたと報告されている。現在送電は復旧しているとのこと。
また、西武リヴィウの電線と変電所で技術的理由で停電が発生し、一般家庭で停電が発生。現在は、予備により復旧済みだという。
4日は、電力を7400毎時MW輸入し、690毎時MW輸出する見込みだと報告されている。