対露制裁提案グループ、ロシア産原油取引の上限価格を1バレル30ドルとすることを提案
ウクルインフォルム
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、自身と米国のマクフォール・スタンフォード大学教授の率いる、専門家グループ「国際対露制裁作業グループ」は、ロシア産原油取引の上限価格を1バレルあたり30ドルとすることを提案している。
イェルマーク氏がテレグラム・チャンネルで伝えた。
イェルマーク氏は、「強固なプライスキャプとさらなるロシア産原油1バレルの価格の低減は、グローバルな安全保障への道筋である。私たちの制裁グループは、価格を30ドルに固定することを提案している」と書き込んだ。
同氏はまた、同制裁グループはトランプ米大統領による石油価格低減を求める発言を完全に支持しているとし、なぜなら、それによってロシアによる戦争への資金投入能力が崩壊するからだと発言した。
これに先立ち、トランプ米大統領は、石油輸出国機構(OPEC)に対して、原油価格を下げることを要求し、それが実現すれば「ロシアとウクライナの戦争はすぐに終わるだろう」と述べていた。
写真:Axel Rappe / Yle