人民戦線党、ヤツェニューク党首は大統領選不出馬 秋の議会選に集中
ウクルインフォルム
2日に開催された与党人民戦線党の党大会にて、ヤツェニューク党首(元首相)は、3月31日の大統領選挙に出馬しないことを発表した。同時に、同党首は、同党が秋の最高会議(国会)選挙へ向けて準備をする意向を示した。
同日、同党党首が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヤツェニューク党首は、大統領選出馬について「長く考えていた。簡単な決定ではなかった」とし、現在大統領選挙に勝つだけの十分な支持率がないことを説明しつつ、「私たちは次の最高会議に向けて闘うべきだという決定を下した」として、同党が大統領選挙の候補者を推薦しない意向を示した。
同党党大会には、フロイスマン首相、パルビー最高会議議長、トゥルチーノウ国家安全保障国防会議書記、アヴァコフ内務相、ブルバク同党最高会議会派長、フリネーヴィチ教育相、オメリャン・インフラ相、ジュダーノウ青年スポーツ相、キリレンコ副首相、その他同党会派最高会議議員等が出席した。
パルビー議長は、自身の演説の中で、「人民戦線党が議会選挙に集中すべきだという立場を、私は支持する。私たちは、次期選挙で親ウクライナ与党を維持し、過去5年間に行った改革を継続するために、あらゆる努力をすべきである」と発言した。
一方、キリレンコ副首相は、党大会後に自身のツイッター・アカウントにて、「私は、人民戦線党の決定に同調しない。同党は、ポロシェンコ大統領への支持を表明すべきであった」と発言した。