「ザポリッジャ原発の核安全への緊急のリスクはない」=IAEA、カホウカダム決壊にコメント
ウクルインフォルム
国際原子力機関(IAEA)は、6日のロシア軍によるカホウカ水力発電所の爆破とそれに伴うダム決壊による、ドニプロ川上流に位置するザポリッジャ原子力発電所における緊急の核リスクはないと報告した。
IAEAがツイッター・アカウントにコメントを掲載した。
IAEAは、カホウカ水力発電所の破壊の報告は得ているとし、「ザポリッジャ原子力発電所の同機関専門家が注意深く状況を追っている。同発電所の核安全への緊急のリスクはない」と伝えた。
The IAEA is aware of reports of damage at #Ukraine’s Kakhovka dam; IAEA experts at #Zaporizhzhya Nuclear Power Plant are closely monitoring the situation; no immediate nuclear safety risk at plant.#ZNPP
— IAEA - International Atomic Energy Agency ⚛️ (@iaeaorg) June 6, 2023
これに先立ち、6日未明、ロシア軍は、ウクライナ南部の水力発電所を爆破した。ヘルソン州では危険な地区からの住民の避難が始まっている。
なお、IAEAは、今年1月から、被占領下にあるザポリッジャ原発を含むウクライナの4つの原子力発電所に専門家を常駐させている。