クリミア・タタール人指導者、ウクライナ正教会への独立付与について語る

クリミア・タタール人指導者、ウクライナ正教会への独立付与について語る

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クリミア・タタール人の指導者であるムスタファ・ジェミレフ氏は、ウクライナ正教会への独立付与は、ウクライナのイスラム教徒にとっても重要であると述べた。

ジェフレフ氏がウクライナ語版BBCに対して答えた。

ジェミレフ氏は、「この件で、私は集中的な作業を行ってきました。そして、私たちがトモス(編集注:正教会が公布する宣言や文書)を受け取ることでロシアが怒っていますが、私はその様子を喜びをもって観察しています」と述べた。

また、ジェミレフ氏は、クリミア・タタール人にとってもウクライナ正教会への独立付与は重要であると指摘し、また、それはトルコ、エルドアン・トルコ大統領、ポロシェンコ大統領、クリミア・タタール人指導者達にとって政治的意味を持つものだと説明した。

ジェミレフ氏は、こう続ける。「私たち(編集注:クリミア・タタール人)は、エルドアンに対して、ウクライナに独立した正教会が現れることが、ウクライナとクリミア・タタール人にとってどれほど大切かを説明しました。私は、エルドアンに対して、このようなわかりやすい言葉で説明しました。正教徒にとってのメッカは現在モスクワだが、ウクライナの教会へのトモスと独立の付与の後は、そのメッカはイスタンブルになる。そのため、あなたたち(編集注:トルコ)にとってもこれは政治的な意味を持つのです、と。私たちが7月12日にトルコへ渡航した時、ポロシェンコ大統領は飛行機から直接、まずヴァルソロメオス1世(コンスタンティノープル総主教)と、それからエルドアン大統領と話していました。エルドアンは、彼は可能なことは何でも行うと明言し、うまく行く、ウクライナは独立を手に入れるだろうと、確信を持っていました。」

また、ジェミレフ氏は、ウクライナ正教会への独立付与問題について、プーチン・ロシア大統領がエルドアン・トルコ大統領に圧力をかけることは不可能であるとし、その理由として「エルドアンは、圧力をかけられる人間ではない」と述べた。

加えて、ジェミレフ氏は、ロシアがトルコに何らかの交換条件を提示しウクライナ正教会への独立付与に影響を与えようとするという予測を否定した。同氏は、エルドアン・トルコ大統領が、ロシアと関係の深いギリシャ正教会からコンスタンティノープル総主教への圧力のほうが大きいと述べたことを明らかにした。そして、同氏の説明では、現在ロシアがギリシャの教会とも対立したため、「現在ウクライナにとって非常に良い状況となっている」とのこと。


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