民間の「公正市民会議」に最高裁判所裁判官選考プロセスでのより多くの権限が与えられるべき=米大使
ウクルインフォルム
高等裁判官選考委員会は、最高裁判所の裁判官候補に公正さを真剣に審議すべきである。また、民間の司法専門家から構成され、同選考プロセスに関与している「公正市民会議」には、より多くの権限が与えられるべきである。
5日、ヨヴァノヴィチ在ウクライナ米国大使がキーウ(キエフ)市内でのイベント時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヨヴァノヴィチ大使は、「私たちは、高等裁判官選考委員会は、(最高裁判所)裁判官候補の公正さを真剣に審議すべきであると考えている。最も高い評価を得た候補者がいるにもかかわらず、そうではない人物が最高裁裁判官に任命される理由は、私たちは理解できない。そして、公正市民会議にはより多くの権限が与えられなければならない」と発言した。
また、同大使は、最高裁判所裁判官への候補者のうち30%の人物は専門的な基準に完全には合致していない人物であると判明していると指摘し、「私は、このことは非常に重要だと思っている」と強調した。
これまでの情報では、2月26日、高等裁判官選考委員会が、最高裁判所裁判官ポストへの235名の候補者の審議を終えていた。この際、民間専門家からなる公正市民会議は、71名の候補者は公正さの基準と専門的倫理に合致しない人物であると発表していた。