「黒海停戦」は「黒海穀物合意」の再開ではなく、港全てが対象=ウクライナ外務省

「黒海停戦」は「黒海穀物合意」の再開ではなく、港全てが対象=ウクライナ外務省

ウクルインフォルム
ウクライナのティーヒー外務報道官は27日、今回の「黒海一次的停戦」は、以前の「黒海穀物合意」の再開ではなく、また黒海地域の河川港も対象だと説明した。

ティーヒー外務報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ティーヒー氏は、「サウジアラビアでの会合時に、ウクライナと米国は黒海における停戦に合意した。私たちが米国側とのやりとりで確信していることでは、それは民間船舶と港が対象である。その合意は、私たちの意見では、ロシアの軍艦は含まない。つまり、黒海の東側を越えて軍艦が移動することは、その合意の違反とみなされ、黒海における自由な航行の確保義務への違反とウクライナの国家安全保障への脅威と評価されていく」と発言した。

また同氏は、合意違反の場合には、ウクライナは完全な自衛権を有すると強調した。

同氏はさらに、ロシアは印象操作を行い、国際社会を騙し、黒海の停戦イニシアティブを黒海穀物イニシアティブの再開かのように紹介しようとしていたと指摘した。

その際同氏は、「それは事実に反し、それをそのように話すのは正しくない」と述べた上で、現在の合意には、船舶の臨検についての言及はない、なぜならウクライナは長い間海洋輸送を自ら保障しているからだと説明した。

同氏はそして、「ロシアによる、あたかも黒海穀物イニシアティブが再開された、彼らが何かを解除したかのように述べ、船舶の臨検をほのめかすような主張は全て、印象操作であり、嘘である。話(合意)は、民間船舶と港への攻撃の停止に関するものである」と強調した。

加えて同氏は、ウクライナは「港」に該当するのは、オデーサ州の3大港のみならず、黒海に流れる河川港を含む、黒海地域の港だと理解していると発言した。


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