大統領府副長官、ゼレンシキー大統領が誰の意見を聞いているか説明
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、大統領府長官、補佐官、首相、特殊機関長官の意見を聞くが、決定は自身で採択している。
セルヒー・トロフィモウ大統領府副長官がニュースサイト「ホルドン」のインタビューにて発言した。
トロフィモウ氏は、記者から、大統領の決定を形成しているのは誰か、誰が決定に影響を与えているか、との質問に対して、「彼(大統領)は、周りにいる人、一緒に働いている人、彼のために働いている人の意見を聞いている。つまり、(イェルマーク)大統領府長官、(シュミハリ)首相、(シェフィール)第一補佐官、副官らである」と発言した。
同氏は、大統領が耳を傾ける幹部のリストには特殊機関(編集注:保安庁など)の幹部も含まれると補足した。
そして同氏は、「彼(大統領)は、情報の真偽を確認する。彼が確認しているのは、非常に広範な情報である。私たちは事実確認を求められる。なぜなら、政権は垂直的に運営されるが、プロセスは平行的に発生するからだ。つまり、人には個々のプロセスを最後まで完全に理解する時間がない時があるものだ。そして、あなたには非常に素早く概要を把握する必要がある。正しいのか違うのか、解任するのか、任命するのか、決定するのか、署名するのかしないのか、といった具合だ」と説明した。
同時に、トロフィモウ氏は、ゼレンシキー大統領は個々の決定を「常に自分で採択している」と明言した。