最高会議、欧州統合担当副首相を更迭 新副首相はステファニシナ氏
ウクルインフォルム
最高会議は4日、ヴァディム・プリスタイコ欧州・欧州大西洋統合担当副首相を解任し、代わりにオリハ・ステファニシナ氏を同職に任命した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
プリスタイコ氏の副首相の解任決議案第3583は、最高会議議員296名が賛成した(過半数は226)。
ステファニシナ氏の副首相への任命決議案第3584は、255名が賛成した。
なお、これに先立ち、与党会派「人民奉仕者党」のイェウヘニヤ・クラウチューク議員は、プリスタイコ氏を駐英ウクライナ大使に任命する計画が明らかになったと発言していた。プリスタイコ氏は、2019年5月にゼレンシキー大統領により大統領府副長官(外政担当)に任命され、その後同年8月から2020年3月まで外相を務めていた人物。
副首相に任命されたオリハ・ステファニシナ氏は、欧州連合(EU)法と国際貿易法の専門家として知られ、国家機関にて10年以上の勤務経験を持つ人物。
同氏は、2010年から2015年までは、司法省にて国内法をEU法へ適合させるプロセスの管理に携わっており、2016年から2019年までは、閣僚会議事務局の欧州・欧州大西洋統合調整政府オフィスを率いた。現在は、民間法律事務所「イッリャシェウ・パートナーズ」にて勤務している。