米英加ジョージア、ロシアによるクリミアでの「選挙」実施を認めず
在ウクライナの米英カナダの大使館とジョージア外務省がツイッター・アカウントにメッセージを掲載した。
米大使館は、「私たちは、9月13日のクリミアとセヴァストーポリにて実施されたいわゆる選挙を非難するとともに、それを認めない」と伝えた。
またメッセージには、ロシアは、力で奪取し、併合を試みてきた領土にてウクライナの主権を侵害したと指摘されており、米国の対露制裁は、ウクライナ領クリミアのコントロール回復とドンバスからのロシアの撤退まで効力を有し続けると書かれている。
#CrimeaIsUkraine pic.twitter.com/4859AjUXtD
— U.S. Embassy Kyiv (@USEmbassyKyiv) September 15, 2020
英大使館は、「英国は、ロシアがクリミアとセヴァストーポリで今週組織した『地方選挙』を認めない。ロシアのクリミア違法併合は、違法であったし、今も違法であり続けている。私たちは、ウクライナの主権と領土一体性へのサポートを改めて断言する」と伝えた。
The UK 🇬🇧 does not recognise the Russian-organised “local elections” in Crimea and Sevastopol this weekend. Russia’s illegal annexation of Crimea was and remains illegal: we reaffirm our support to #Ukraine’s 🇺🇦 sovereignty and territorial integrity. #CrimeaisUkraine pic.twitter.com/b0gFE2o0Ts
— UK in Ukraine 🇬🇧🇺🇦 (@UKinUkraine) September 14, 2020
カナダ大使館は、「私たちの政策は明確だ。カナダは、ロシアのクリミア違法占領、ウクライナの主権・領土一体性と国際法の侵害を明確に非難している。そのため、私たちは、クリミアのそれら『選挙』の実施と結果を認めない」と発表した。
Our policy is clear: 🇨🇦 unequivocally condemns Russia's illegal occupation of #Crimea: a violation of #Ukraine's sovereignty & territorial integrity, and of international law. As such, we do not recognize the conduct & the results of these "elections" in Crimea. #CrimeaIsUkraine https://t.co/lx0TswQiIx
— Canada in Ukraine (@CanEmbUkraine) September 14, 2020
ジョージア外務省は、「ジョージアは、クリミアとセヴァストーポリの違法選挙の結果を認めない。私たちは、それをロシアによるウクライナの国家の団結を乱し、紛争の平和的解決を見つける努力を破綻させる試みだと見ている。ジョージアは、ウクライナの主権と領土一体性に引き続きコミットしている」と伝えた。
🇬🇪 does not recognize the outcome of illegitimate elections in #Crimea & #Sevastopol. We view it as Russia’s attempt to disrupt 🇺🇦’s national unity & undermine efforts to find peaceful solution to the conflict. 🇬🇪 remains committed to sovereignty and territorial integrity of 🇺🇦
— MFA of Georgia (@MFAgovge) September 14, 2020
なお、これに先立ち、14日、欧州連合(EU)もまた、ロシアが行なったクリミアでの「選挙」の結果を認めないと発表している。また、EU加盟国のリトアニア、ラトビア、エストニア、スロベニアは、個別にもクリミアの「選挙」を認めないとするメッセージを出している。
13日、ウクライナ外務省は同日、ロシア占領政権が創設した違法機関へのいわゆる『選挙』のロシア連邦による組織・実施に強く抗議し、非難するとし、偽選挙実施は違法であり、その結果は一切の法的効力を有さないと説明する声明を発出している。