検事総長が収賄容疑捜査を妨害=汚職対策局
ウクルインフォルム
政権高官の汚職犯罪捜査に特化して活動する国家汚職対策局(NABU)は、国家警護隊関連汚職犯罪捜査において、検事総局が捜査を妨害していると発表した。
2日、NABUが声明を発表した。
発表によれば、本件は国家警護隊の資金8100万ウリヴニャの横領捜査において、不確かな書面結論を提出させるために司法専門家に賄賂を渡した事実の捜査において、ヴェネジクトヴァ検事総長が本件捜査担当検察官をしかるべき手続きを取らずに交代させたと書かれている。
NABUは、これによってNABU捜査官と特別汚職対策検察(SAP)検察官は、法の定めた期間内での予定通りの捜査行動が取れなかったとし、具体的には、国営企業「ウクルブド」社元幹部に犯罪容疑を伝達できなかったと指摘した。
NABUはまた、今回の状況は、捜査に対する意図的圧力の継続であるとし、「検事総局は過去半年にわたり、類似の行動をしてきた」と主張し、過去の事例を喚起し、その上で、それらは司法の実現を妨害を目的としていると強調されている。
なお、これに先立ち、12月1日、NABUは、国営企業ウクルブド社の元最終利益享受者であり、元最高会議議員であったマクシム・ミキタシ氏に対して、8100万フリヴニャ以上の国家警護隊資金横領事件の一環での収賄容疑を伝達していた。