ゼレンシキー大統領「クリミア・プラットフォームにて世界を団結させる」
16日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が、2014年のクリミアでの偽「住民投票」の実施から7年が経過したことに合わせて、ツイッター・アカウントに書き込んだ。
ゼレンシキー大統領は、「7年前、ロシアは、クリミアにて偽住民投票を行った。ウクライナは、占領開始以降初めて、クリミア半島脱占領・再統合戦略を作成した。私たちは、ウクライナのものをウクライナへ戻すべく、クリミア・プラットフォームにて世界を団結させる。クリミアはウクライナである」と書き込んだ。
7 years ago, #Russia held a fake referendum in #Crimea. For the 1st time since the beginning of occupation,🇺🇦 has prepared a Strategy for deoccupation & reintegration of the peninsula.We unite the world within the Crimean platform to return Ukrainian to Ukraine #CrimeaIsUkraine pic.twitter.com/vk37DKESNX
— Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) March 16, 2021
なお、2014年3月16日、ロシア連邦は、武力にて占領したクリミアとセヴァストーポリ市において、ウクライナ国内法に反する形で、クリミアの地位を問う自称「住民投票」を実施している。同「投票」は違憲であり、かつロシアが発表した「結果」は著しく捏造されたものとみなされたが、ロシアは、その「結果」を根拠に、その2日後の3月18日に、クリミアを自国へ「編入」する文書に署名した。
その後、3月27日、国連総会にて、同「住民投票」を無効とし、ウクライナの国境変更・クリミアの地位変更の不承認を要請する「ウクライナの領土一体性」決議の投票が行われ、賛成100票、反対9票、棄権58票で採択されている。