露の対ウクライナの行動を罰さなければ、パンドラの箱を開いてしまう=ブリンケン米国務長官
ブリンケン氏がポッドキャスト「ポッド・セーヴ・アメリカ」にて発言した。
米国にとってウクライナはなぜ重要なのか、との問いに対して、ブリンケン氏は、「私たちはロシアという国を有している。その国は、行動でもって、隣国の国境を力で変更することができると述べている。隣国のために、隣国がどのような決定を採択すべきか、誰と同盟を組むかについて、その国の国民が選んだ政府を通じて決定する代わりに、(ロシアは)自分が決定できると述べている。外国が自らの意志に反して屈してしまう影響権を持つことは普通のことだ、と述べている国がある。私たちが、それを無罰のままにしてしまえば、ウクライナのみに限定されない、巨大なパンドラの箱を開くことになってしまうのだ」と回答した。
同氏は、その場合、世界のその他のロシアのような専制国家も、「私たちもそうする」と言い出すだろうと指摘し、「そして、それは、紛争のレシピ、混沌のレシピ、人々の苦しみのレシピ、民主主義弱体化のレシピとなるのだ」と発言した。
NEW: In the final interview before his last minute trip to Ukraine, @SecBlinken joined #PodSaveTheWorld to discuss the building tension in the region and why Americans should be paying attention: pic.twitter.com/EImuCkForG
— Pod Save America (@PodSaveAmerica) January 18, 2022
なお、米国務省は、ブリンケン米国務長官が19、20日にキーウ(キエフ)とベルリンを訪問し、ロシアによる情勢激化を議論すると発表していた。また、21日には、ブリンケン氏は、ジュネーブにてラヴロフ露外相と会談することも発表されている。