ウクライナ外務省、ウクライナ東部の「分離主義者」という表現につきロイター通信を批判
ウクルインフォルム
ウクライナのニコレンコ外務報道官は、ロイター通信がロシア武装集団首長を「ウクライナ東部の分離主義者」と形容して報道したことにつき、現実を歪め、ロシアの責任追求の努力を弱めることになるものだとして批判した。
8日、ニコレンコ報道官がツイッター・アカウントにメッセージを掲載した。
ニコレンコ氏は、「ロイター通信へ。ドンバスにいるのは、分離主義者ではなく、ロシア占領政権である。ロシアの代理人にスポットライトを当てることは、誤った現実を生み出し、ロシアの犯罪責任追求の努力を弱体化させてしまう。欧州安全保障に話が及ぶ際、責任あるジャーナリズムが決定的な役割を担うのだ」と書き込んだ。
なお、報道官は、とりわけ、ロイター通信がロシア武装集団「ドネツィク人民共和国」のデニス・プシーリン首長による、ウクライナ東部の全面的戦争はいつでも起こり得る、などとする発言を報じたことへの批判となっている。
.@Reuters there aren’t separatists in Donbas but a Russian occupying administration. Giving spotlight to 🇷🇺proxies creates false reality, undermines efforts to bring RU to account for its crimes. When it comes to Europe security, responsible journalism has a critical role to play https://t.co/lQ2tgXacp0
— Oleg Nikolenko (@OlegNikolenko_) February 8, 2022