ウクライナのEU加盟プロセスは計画に沿って進んでいる=欧州委員長
同日キーウ(キエフ)を訪れたフォンデアライエン委員長がツイッター・アカウントに書き込んだ。
フォンデアライエン氏は、同日のキーウ訪問に関し、「ウクライナの加盟プロセスは計画に沿って進んでいる。差し当たりは私たちはEU・ウクライナ協力を深めている。私たちは迅速な回復、冬季準備、復興計画のサポートをしている」と伝えた。
Ukraine’s accession process is on track.
— Ursula von der Leyen (@vonderleyen) September 15, 2022
In the meantime, we are deepening 🇪🇺 🇺🇦 cooperation.
Supporting fast recovery, winter preparedness and planning reconstruction. https://t.co/wrlZ3uPtQo
また、同氏は、シュミハリ宇首相との会談についても「非常に建設的な会談だった」と報告し、「私たちは、10月25日に予定されている復興会議の準備について協議した。またEU・ウクライナ間の貿易と協力の発展の更なる促進についても協議した」と伝えた。
ゼレンシキー宇大統領も、同日夜の動画メッセージにて、ウクライナのEU加盟プロセスにつき言及した。
ゼレンシキー氏は、「私たちが(EU)加盟候補国地位を獲得した際に欧州委員会から受け取った7つの勧告を、私たちは11月にはもう履行せねばならない。欧州委員会による私たちの統合プロセスの評価はできるだけ早く始まらなければならない。そして、来年には、私たちは主要な問題への明瞭な回答を得ねばならない。すなわち、いつ加盟交渉を始めることができるか、だ。ウクライナ側は、そのために全てのことを行う」と伝えた。
さらに同氏は、EUとの接近の要素として、EU市場への統合、税関機構の作業の統合(ウクライナとEU加盟国の共同税関コントロール)を挙げ、「すでに私たちはそのために作業をしている」と報告した。
その他ゼレンシキー氏は、同日のフォンデアライエン氏との会談で、エネルギー分野の協力も協議したと伝え、またフォンデアライエン氏に対して、マクロ財政、制裁、防衛の面でのサポート提供につき謝意を伝えたと報告した。
なお、フォンデアライエン氏は15日、キーウを訪問した。同氏のキーウ訪問は、2月24日以降3回目となる。