
欧州主要6国外相、ウクライナ支援増加を協議
ウクルインフォルム
欧州の「ワイマール+」の6か国(ポーランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国)の外相とEU上級代表は3月31日、マドリードで会合を開き、ロシアを停戦に同意させるために、ウクライナ支援を増加し、新たな対露制裁を検討することを話し合った。
同会合の結果として発表された声明に書かれている。ロイター通信が報じた。
「ワイマール+」の外相とカラスEU上級代表は、ロシアに対して、「平等な条件かつ完全な遵守を伴う即時かつ無条件の停戦」に同意するよう呼びかけた。
また外相たちは、「公正かつ永続的な平和実現のための可能な限り最善な立場」をウクライナに確保するために、ロシアに対する新しい制裁の発動などのさらなる圧力をかける準備について話し合ったという。
さらに外相たちは、ウクライナに対する軍事、政治、人道面の支援を増やしていくことにつき協議したという。
その他声明には、どのような和平合意もウクライナのための信頼できる安全の保証で裏打ちされたものでなければいけないと書かれている。
外相たちは加えて、ウクライナの防衛産業やウクライナ領内におけるパートナー国の軍事プレゼンスを制限するような合意は一切受け入れないと表明した。
さらに外相たちは、欧州評議会内に特別法定を設置するという観点で、ロシアの戦争犯罪の完全な責任を確保することにコミットしていると伝えた。
外相たちはまた、ロシアが戦争を終結させ、ウクライナに与えた損害を賠償するまでは、ロシアの資産は凍結され続けるべきだと強調している。
スペインは、同盟国はウクライナを支援するため、あるいは自国の防衛費の増額のために、このような資産を活用することを主張しているという。
写真:ウクライナ大統領府