「クリミアはウクライナ」 米加がメッセージ発出
ウクルインフォルム
ウクライナにて「クリミア占領抵抗の日」に定められている二月26日、米国とカナダはそれぞれ、ロシアによるウクライナ領クリミアの「併合」を認めないとするメッセージを発出した。
米国は国務省が「クリミアはウクライナ」と題する声明を発出した。
声明には、「9年前、ロシアはウクライナに侵攻し、クリミアを奪取した。国際法とウクライナの主権と領土一体性への明確な侵害である。米国は、ウクライナによるグローバルな注意をロシアが続ける占領に向ける『クリミア・プラットフォーム』の努力を歓迎している。米国は、ロシアの半島の併合と称するものを認めておらず、決して認めることはない。クリミアはウクライナである」と書かれている。
カナダのトルドー首相も、同日関連の発言を行った。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
トルドー氏は、「抵抗の日にカナダは、ウクライナ人と彼らがめぐって戦っている原則である、民主主義、正義、自由へのコミットメントを認める。私たちは今後も、ウクライナを支えるために、必要な限りずっと、あらゆる現存のメカニズムを使っていく。ウクライナの人々が所有する権利を持つ大地をめぐる戦いを行う中、私たちは、クリミアが今も今後もずっとウクライナであることを認める」と発言した。
同氏はまた、ロシアの全面的侵攻が始まって以来、カナダがウクライナに対して10億ドルの防衛支援を含む、50億ドル以上の支援を提供してきたことを喚起した。
なお、2月26日は、ウクライナでは「クリミア占領抵抗の日」に定められている。
日本を含め、ウクライナが主導する「クリミア・プラットフォーム」の参加国は、ロシアによるクリミアやその他ウクライナ諸地域の違法併合不承認政策を確認する共同声明を発出した。