
露プロパガンダは現在ウクライナより他の国を対象にしている=専門家
ウクルインフォルム
ウクライナのホペリヤ国家安全保障国防会議(NSDC)偽情報対策センター国家安全保障情報脅威対策局局長は6日、ロシアはウクライナに対して全面侵攻を開始して以降、そのプロパガンダの対象はウクライナよりも他の国を対象としたものが増えていると発表した。
ウクライナのファクトチェック・プロジェクト「ヴォクス・チェック」がウクルインフォルムにて欧州におけるロシアの偽情報拡散分析の結果プレゼンテーションを行った際に、ホペリヤ偽情報対策センター情報脅威対策局局長が発言した。
ホペリヤ氏は、「全面侵攻開始時点では、ロシアのプロパガンダ全体が私たちの国に向けられていた。現在、ロシア人は、国外にのみ注意を強めている。もちろん、彼らは、何らかの形で私たちの国内情勢を不安定化させるべく、私たちの弱点を利用しているのだが、しかし、国外に向けての方がより集中している」と発言した。

その他同氏は、先週同氏の所属する情報脅威対策局のチームが「ウクライナ軍は弱くて無能である」「西側はウクライナに疲れた」「西側には武器や資金が尽きている」といったほぼ常に繰り返されている複数のナラティブを特定したと伝えた。