欧州議会、ウクライナへ防空システム「パトリオット」が追加供給されるまでEU理事会予算の確定を拒否
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ウクルインフォルム
欧州議会は11日の本会議にて、ウクライナに対して防空システム「パトリオット」が追加で供給されない限り、欧州連合(EU)理事会予算の確定を拒否する決定を下した。
リトアニアのアンドリュス・クビリュス欧州議会議員がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
クビリュス議員は、「欧州議会は、ウクライナへの『パトリオット』システム提供失敗を受けて、EU理事会への予算決定を止めた」と書き込んだ。
これに先立ち、ベルギーのギー・ヴェルホフスタット欧州議会議員が同決定を本会議に提案していた。
ヴェルホフスタット議員は、演説の際に「過去20日間、ロシアのウクライナ大都市への攻撃が急激に高まっているのは皆が見ているであろう。病院、発電所、住宅が攻撃を受けている。私は、欧州理事会が、ウクライナに対して扉を開いていると言いながら、同時に、このような緊急事態において、ウクライナに対して一定の数の防空システムを送ることすらできていないのは、スキャンダルだと思っている。合計で100基のシステムがあるのだ。彼らが、自分たちの町を守るために求めているのは7基だ」と発言していた。
BREAKING — Parliament refuses discharge of the Council budget until European Council decided to support Ukraine with additional Patriot anti-missile systems ! pic.twitter.com/zDvA4xyUct
— Guy Verhofstadt (@guyverhofstadt) April 11, 2024
同議員は、理事会機関への予算問題は、次のストラスブルグ会合へと審議を延期することを提案していた。