「時間経過はロシアではなく、ウクライナに有利」=ブリンケン米国務長官

「時間経過はロシアではなく、ウクライナに有利」=ブリンケン米国務長官

ウクルインフォルム
米国のブリンケン国務長官は14日、現在時間の経過はウクライナ側にとって有利であるとし、なぜならウクライナは毎日自らの能力を強め、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に接近しているからだと発言した。

ブリンケン国務長官がキーウ工科大学での演説時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ブリンケン氏は、「私たちは時々、時間はプーチンに有利だ、ロシアはより多くの人口を抱えており、プーチンはウクライナを屈服させる試みで、自らが作り出した挽肉製造機により多くのロシア人を放り込み、ロシア全体でさらにリソースを集める準備がある、つまりロシアが負けることはない、という話を聞く」と述べた。同時に同氏は、プーチンは誤っているとし、ロシアはすでに20年間にわたり、ウクライナの運命を巡る闘いに負け続けていると指摘した。

同氏はまた、「プーチンは誤っている。時間はウクライナに有利だ。なぜなら、毎月私たちの共同の努力がウクライナをEUとNATOに近付けているからだ。毎月ウクライナはより多くの二国間安全保障協定に署名し、自らの防衛産業基盤を強め、より最新の武器を製造し、自らの経済を強め、民主主義を強めているからだ」と発言した。

さらに同氏は、戦争が続く限り、ロシアは過去へと回帰し、ウクライナは前へ進むと指摘した。

そして同氏は、「だからこそ私は、ウクライナがこの軌道で進み続け、いずれあなた方皆、ウクライナの人々のおかげで成功に達すると確信しているのだ」と強調した。

同氏は、プーチンはウクライナ人が深く理解している1つのことを常に過小評価しているとし、それは自らの運命を決める権利をどれだけ激しく防衛するか、ということであり、それは恐怖と嫌悪ではなく、愛と希望で生まれた精神なのだと強調した。

なお、14日、ブリンケン米国務長官がキーウを訪問していた。


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