中国とブラジル、ロシアが参加する平和会議のみ支持すると発表

中国とブラジル、ロシアが参加する平和会議のみ支持すると発表

ウクルインフォルム
中国とブラジルは、ロシア・ウクライナ戦争の政治的解決に関して、平和会議の実施は、ウクライナとロシアの双方が認めたもので、全ての当事者が平等に参加し、全ての和平計画が議論されるものを支持するという共通の立場を表明した。

23日に中国外交部広報室が公表した王中国外交部長とブラジルのアモリム国際政治担当大統領筆頭補佐官の協議に関するコミュニケに書かれている

コミュニケには、中国とブラジルの意見では、「ウクライナ危機」(編集注:中国とブラジルはロシアの対ウクライナ侵略戦争をこのように名付けている)の解決を可能とする6つの項目の履行が並べられている。なお、文書には、ロシアの名前は一度もあげられておらず、この呼びかけが、そもそもすでに2年以上にわたり隣国に対して残酷な侵攻を続けている侵略国であるロシアに関係するものなのかどうかが判然としない内容となっている。

第一に、中国とブラジルは、「全ての当事者」に対して、情勢緩和の3つの原則を遵守するよう呼びかけており、とりわけ戦場の拡大禁止、戦闘のエスカレーションの禁止、攻撃の禁止が主張されている。

第二に、対話と協議を「ウクライナ危機」解決の唯一の方法だとし、情勢緩和と包括的停戦が必要だと訴えられている。

コミュニケには、「中国とブラジルは、ロシアもウクライナも認め、全ての当事者が平等に参加し、全ての和平計画が公正に協議される、適切な時に開催される国際平和会議を支持する」と書かれている。

第三項目は、「関係地域」への人道支援の拡大、人道危機防止、民間人・民間施設への攻撃回避、民間人保護の内容となっている。

さらに、核兵器、生物兵器、化学兵器といった大量破壊兵器の使用に反対し、また原子力発電所や平和的核施設への攻撃への反対が表明されている(編集注:なお、これら2項目がロシアの対ウクライナ戦争に関係するかものかどうかの明記はない)。

最後に、「世界の分断と個別の政治・経済ブロックの形成」への反対、エネルギー、通貨、金融、貿易、食料安全保障、重要インフラ保護といった国際協力の強化への努力が呼びかけられている。

「両者(中国とブラジル)は、国際社会のメンバーに前述の共通合意を支持し採択するよう、また情勢緩和と和平協議促進への建設的な役割を共同で担うよう招待している」と書かれている。


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