米上院両党議員、キーウ訪問 ホワイトハウスによる宇への武器使用制限解除を呼びかけ
両議員がキーウ市内の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
民主党のブルーメンサル議員は、「今日は、私がここをこれまでに訪れたいかなる時よりも、希望に満ちている日だ。クルスク近郊への突破は歴史的である。それは震撼させる突破だ…。(中略)しかし、最大のニュースは、ウクライナがロシア領でロシアと戦っていることである。そして、私たちは、米国はウクライナに対して、より大きな柔軟性と、今あるラインよりさらに深い場所への攻撃のために供与した武器を使用する権限を提供すべきだというメッセージを米政権に伝えたい」と発言した。
記者から、米政権の制限解除はどれだけ現実的かと質問されると、ブルーメンサル議員は、ウクライナ軍人は「片手を背中側に回したままでは戦えない」と回答した。そして、「私たちは、武器を与えながら、その後で、それを完全には使ってはいけないと話してはいけないのだ」と発言した。
共和党のグラム議員は、米国に供与された武器は「最大限の効率で」使われるべきだとし、自分なら「それがロシアにとっての現実となるように」ウクライナに武器を使うことを許可するだろうと強調した。
さらに同氏は、長射程火砲(編集注:の提供)によりウクライナは攻勢に転じ、ロシアを撃退することができたと喚起した。そして同氏は、ウクライナがロシアの侵攻からウクライナを最大限身を守れるように、戦闘機「F16」の運用を許可すべきだと訴えた。
そして同氏は、「つまりロシアに対して、ウクライナ破滅の試みを続けるならば何が起こるかを理解させるために、武器制限は解除されるべきなのだ」と強調した。
グラム議員はまた、ウクライナ軍のクルスク州での作戦につき「勇敢で、鮮烈で、美しい」と形容した。
同氏は、約2年半前の米上院での非公開会合の際、ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナは4日後には陥落し、3週間後にはロシアはウクライナ全土を制圧し、蜂起する者が抵抗し続けていくだろうと言われていたと述べた。同氏は続けて、しかし、実際にはそう予想していた者たちは間違っていたとし、2年半後、自分が6回目のウクライナ訪問を行っている今、ウクライナはロシア領を制圧していると発言した。
そして同氏は、「クルスク州について私は何を考えているだろうか? それは、勇敢で、鮮烈で、美しい。その精神で続けてほしい。プーチンがそれを始めたのであり、彼の尻を蹴り上げるのだ」と発言した。