ゼレンシキー宇大統領、米・英外相と長射程武器使用と平和戦略等につき協議
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
ゼレンシキー氏は、「あらゆる重要な問題を協議した。大切なことは、ウクライナの主張が聞いてもらえたことだ。それは、長射程武器や、前線にいる戦闘旅団の支給、公正な平和を近付ける全体戦略を含む」と報告した。
また同氏は、会談出席者たちは、第2回「平和サミット」の準備や効率的な開催についても注意を向けたと伝えた。
そして同氏は、「私は、私たちの独立、ウクライナの防衛、人々の命の防護への不変の支援につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
大統領府広報室も同会談につき公表した。
発表によれば、ゼレンシキー氏は、主要パートナー国からのウクライナへの強靭かつ強力な支援の重要性を強調した他、米国と英国の高官が第4回クリミア・プラットフォーム首脳会議に出席したことを称賛した。
そして同氏は、「何よりも私は、バイデン米大統領と米議会の支持、両党の支持に大きな謝意を伝えたい。また、私たちは、英国により、支援と多くの安全保障問題におけるリーダーシップにとても感謝している。あなた方両国は、全面戦争開始時からのウクライナ支援のリーダーである」と発言した。
加えて同氏は、前線の状況と防衛戦力の喫緊のニーズを報告した。また別途、同氏は、ウクライナにとって重要なことは、米国やその他パートナー国が提供した長射程武器の使用に関する許可をできるだけ早く得ることだと強調した。
また会談出席者たちは、すでに署名されている二国間安全保障協定の一環で、防衛産業分野の協力の展望について協議した。ゼレンシキー氏は、ウクライナ領内での共同生産に力点が置かれるべきだと主張した。
また同氏は、ブリンケン米国務長官に対して、前日米国がイランがロシアに弾道ミサイル供給に関する制裁を発動したことにつき謝意を伝えた。
その他同氏は、英国との生産的な防衛協力を指摘し、それによりウクライナの戦士たちは陸上でも海上でも防衛を可能にしていると伝えた。同氏は、先週の「ラムシュタイン」会合で発表された防衛支援パッケージについても謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏とラミー氏は、安全保障合意実現につき協議し、新たなより強力で深化したパートナーシップへの移行に関する二国間協定の締結に関する今後の行動につき調整した。
またゼレンシキー氏は、英国によるロシアと同国の衛星国に対する制裁強化の重要性を強調し、イランとロシアの「影の船団」と航空宇宙軍に対する新しい制裁の発動につき謝意を表明した。
出席者は、今月のニューヨークでの国連総会の際の首脳レベルの接触につき協議した他、国連総会会合の際の共同イベントの実施のアプローチにつき調整を行なった。