日本はロシアの凍結資産を活用したウクライナへの融資に向けて作業中=松田日本大使
ウクルインフォルム
松田邦紀駐ウクライナ日本大使は25日、日本はロシアの凍結資産を活用した融資をウクライナに提供するために、G7のパートナー国とウクライナと協力していると発言した。
松田大使がキーウで開催の国際会議「メイク・ロシア・ペイ」(ロシアに支払わせる)にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
松田大使は、「ロシアの凍結資産に関しては、日本は、ウクライナにとっての収益加速のために外部融資の議論と実現に向けて、G7のパートナー国とウクライナと緊密に協力している。そして、私は改めて日本の立場を強調したい。日本は、ウクライナにその融資を提供する用意が完全にある」と発言した。
松田氏はまた、ロシアからの賠償金は将来の侵略を抑止するための基盤となるだろうと述べた。さらに同氏は、ウクライナへの損害賠償をロシアがいつどのように支払うかは、ロシアが決めることではないと強調した。
その際同氏は、「ロシアが侵略を止め、ウクライナにもたらした損害の全ての賠償を支払わない限り、私たちの法空間にあるロシアのソブリン資産は凍結され続ける。それは法的・政治的保証である」と明言した。