ウクライナ政権幹部、王毅中国外交部長と会談
26日、イェルマーク大統領府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
イェルマーク氏は、「アンドリー・シビハ外相と共に、王毅中国外交部長と会談した。私は、中国に対して、ウクライナの主権と領土一体性への支持につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
両者は、今後の首脳レベルでのコンタクトの展望について協議したという。
中国外務省広報室も、同会合につき公表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
発表によれば、王氏は、中国の「ウクライナ危機」(編集注:中国によるロシアの対ウクライナ侵略戦争の呼称)に関する立場は一貫したもので、それは戦闘行為の停止促進と外交的な紛争解決にあると発言した。
王氏はまた、「中国は常に対立の平和的解決を支持してきたし、全ての熱い問題は政治的対話の手段で解決されることを支持してきた。私たちは、地政学的ゲームには決して参加しないし、自分のための利益も望んでいない」と発言した。
さらに同氏は、中国がウクライナを含む全ての当事者と連絡を撮り続け、平和のできるだけ早い達成のために中国が正しいと思うことを行い続けると伝えた。
また同氏は、「中国は、ウクライナの人道状況を注意深く追っており、すでにウクライナに人道支援を4回供与しており、ウクライナのニーズに応じて新しい支援を提供する準備がある」と発言した。
その他同氏は、二国間関係につき中国とウクライナは伝統的友好で結び付けられており、以前から戦略的パートナーシップが確立していると発言した。
同氏は、「双方はウクライナ危機の二国間関係に及ぼす否定的な影響を克服し、徐々に実際的な協力を回復した」との見方を示した上で、それのおかげで両国間の今年前半の貿易量は昨年同期比で17%増加したと発言した。
そして同氏は、「中国は、安定したテンポでの二国間関係の発展を支持するためにウクライナと協力する準備がある」と発言した。