トランプ次期政権幹部、ハンガリーによる「クリスマス停戦」案を検討し得ると発言
ウクルインフォルム
トランプ米次期大統領の国家安全保障担当補佐官に就任する予定のマイク・ウォルツ氏は15日、オルバーン・ハンガリー首相によるロシア・ウクライナ戦争の「クリスマス停戦」案を検討する可能性に言及した。
ウォルツ氏が米CBSへの出演時に発言した。
記者からクリスマス停戦案について質問されると、ウォルツ氏は、「オルバーン氏は定期的にロシア人と連絡を取っており、彼は明らかにトランプ氏と良い関係があるのであり、私は、世界中がウクライナ東部で起きている殺戮の何らかの停止を目にしたがることを期待している」と発言した。
そして同氏は、「私たちは戦闘を止めねばならない。そして、ご存じだろう、最初の一歩として何らかの種類の停戦について話すのであれば、私たちは、それが何を意味するのか非常に良く見ていくことになる」と補足した。
その際同氏は、提案の詳細やトランプ次期政権の将来のウクライナ政策に関する回答についてはコメントを避けた。
同氏は、「選挙の後すぐに、私たちのところへ来た者皆、私たちの欧州の同盟者や、ゼレンシキー大統領や他の人々は(中略)どのように紛争を終結するかについて協議している」と発言した。
これに先立ち、12月11日、オルバーン・ハンガリー首相は、同国はウクライナに対してクリスマスに停戦を確立して、捕虜の大規模交換を行うことを提案したが、ゼレンシキー大統領がその案を拒否したと発言していた。
ゼレンシキー大統領は、オルバーン氏がプーチン氏と電話会談を行ったことにつき、現在のロシアが行っている戦争に関して、ウクライナ抜きで話すことはあってはならないと強調していた。