ゼレンシキー宇大統領、G7議長となるカナダのトルドー首相と電話会談
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、来年G7議長となるカナダのトルドー首相と電話会談を行い、ウクライナの武器生産への資金提供拡大などにつき協議を行った。
ウクライナ大統領府広報室が公表した。
発表によれば、カナダがG7議長となった際の活動における優先課題についてが重要議題だったという。
ゼレンシキー氏は、その際ロシアのプロパガンダや「影の船隊」に関するものなどの、対露制裁の強化に言及した。
また両者は、全てのパートナーとの今後の調整につき協議した上で、共通の課題として、公正かつ永続的な平和を近付けるためのウクライナの立場を確保することが挙げられた。
さらにゼレンシキー氏は、トルドー氏に対して、戦況、クルスク作戦の状況、北朝鮮軍人の損耗について報告した。
ゼレンシキー氏は、中高度防空システム「ナサムス」提供をはじめ、防衛支援の提供につきカナダに謝意を表明し、また防空と装甲車両をはじめとする現在の軍事的ニーズにつき伝えた。
そしてゼレンシキー氏は、カナダに対して、ウクライナの武器生産への資金拠出を拡大すること、いくつかの武器の生産の現地化の可能性を検討することを提案した。
写真:大統領府