ゼレンシキー宇大統領、イタリアでメローニ首相と会談

ゼレンシキー大統領は、会談後の記者会見の際に、メローニ首相との協議の主要議題は、防空システム「ＳＡＭＰ／Ｔ」のミサイル供給、政治的協力、ウクライナ復興会議に向けた準備だったと伝えた。

その際ゼレンシキー氏は、「私は、（メローニ）首相に、次の支援パッケージに関する肯定的な決定につき感謝した。今、私たちはそのパッケージの幾つかの詳細を加速したがっている。私たちのところに半イタリア・半フランスの防空システム『ＳＡＭＰ／Ｔ』があることはご存じだろう。私たちにとっては、そのシステムのミサイルの数が非常に重要だ。適切なミサイルパッケージがあり、私たちはそれを受け取る。また、私たちに届くようにするための、最終的な調整が必要なパッケージもある。それは緊急作業が必要だ」と発言した。

また同氏は、メローニ氏との会談時には、政治的決定についても協議したとし、「私たちにとっては、イタリアの声が重要なのであり、私たちは彼らにとても感謝している」と発言した。

その他同氏は、今年の夏にローマで開催されるウクライナ復興会議の準備の作業がすでに始まっていると伝えた。

加えて同氏は、文化遺産についても特別に話し合ったとし、「その点では、私たちは何よりもイタリアをあてにしているし、またユネスコとも働いており、フランスとも個別に作業していく。しかし、私は、イタリアにこそ私たちの歴史遺産の再建に大きな貢献をしてほしいと思っている」と発言した。

写真：大統領府