
「計画が作られていない以上、ロシア人との会談は一切生じない」=ゼレンシキー宇政権幹部
イェルマーク大統領府長官がテレグラム・チャンネルに書き込んだ。
イェルマーク氏は、「あらゆるロシア人との会談に関する情報はフェイクだ。会談はなかったし、私たちが計画を作っていない以上、それは予定されてもいない。(編集注:ゼレンシキー)大統領はその質問に明確に答えていた。私たちは安全の保証について話した。大統領は、どのような合意も、それがウクライナ抜きで採択された場合、私たちがそれを受け入れることはないと、はっきりさせていた。そして、私たちには安全の保証に米国が必要である。私たちは、ウクライナの国益に反するような決定は一切採択しない。協議は続いている」と伝えた。
同氏はまた、今年のミュンヘン安全保障会議は過去数年で最も重要な会議の1つとなったとし、その際には「戦争終結計画の策定について示唆し得ることが実に多く起こった」と書き込んだ。
そして同氏は、「ウクライナ代表団はドイツへウクライナ・ネイションの勇気と強靭性を持ち込んだ。そして、明日への確信もだ。私たちが戦っている国であるにもかかわらず」と発言した。
その他同氏は、会場での米国のヴァンス副大統領とケロッグ・ウクライナ・ロシア問題担当大統領特別代表との会談は本当に中身があったと指摘した。同氏は、「ウクライナは自国の利益のレッドラインを明確に定めた。(編集注:ウクライナ・米国間の)レアアースに関する合意(編集注:案)についてのやりとりは具体的内容で満たされたが、しかし、それはさらなる作業のための時間とアイデアが必要だ」と伝えた。
同氏はさらに、いずれの会談、いずれの対話でも、ウクライナ代表団は、欧州の安全保障に関する対話はウクライナと欧州連合(EU)抜きであってはならないとのラインを防衛してきたと指摘した。

その他同氏は、「ところで、中国外務省のトップとの会談の際には、ロシアによるチョルノービリ原発への攻撃について喚起した。モスクワは世界にとっての核脅威をもたらしている。今後交渉の新たな段階が私たちを待ち受けている。そして、私たちは今後もウクライナの重要な国益である、『公正な平和』を守っていく」と伝えた。