
力による平和、「ミンスク合意」の教訓、防衛支出の増加=EU関係者、パリでの欧州首脳会合を総括
ウクルインフォルム
17日にパリで開催された欧州首脳の非公式会合では、ウクライナへの支援継続と欧州の防衛強化の分野における今後の行動の重要原則について同意した。その中には、ウクライナにおける「力による平和」、欧州同盟国による防衛比の増加に関する米国の要求への同意が含まれているという。
同会合での議論を知るEU高官がウクルインフォルムの特派員に会合の総括を伝えた。
同関係者は、「私たちは『力による平和』アプローチに関してトランプ大統領に同意した。私たちは、同時に和平合意を締結することなく、停戦を発表することは危険だと確信している(「ミンスク諸合意」の教訓)。そして、私たちは、安全の保証を提供する準備がある。そのモダリティは、米国の支援の度合いに応じて、個々の当事者・参加者が分析すべきだ」と発言した。
さらに同人物は、会合参加者は、安全保障努力において米国とのより良い負担分担のために、個別でも、EUの枠内でも、防衛比の増額する準備があると述べた。
なお17日、パリでは、欧州の国々、EU、NATOの首脳による緊急非公式会合が開催されていた。
写真:ルッテNATO事務総長(X)