スホーフ蘭首相、パリ会合後「ウクライナの安全の保証にオランダが参加することは重要」

スホーフ蘭首相、パリ会合後「ウクライナの安全の保証にオランダが参加することは重要」

ウクルインフォルム
オランダのスホーフ首相は17日、欧州は防衛により多く投資せねばならず、また米国の支援は引き続き必要だと発言した。

スホーフ首相がパリでの緊急欧州首脳会合後に発言した。NOSが報じた

記者から、停戦が生じた場合に、オランダはウクライナへと軍を派遣すべきかと質問されると、スホーフ氏は、「私は、その安全の保証にオランダが参加することは極めて重要だと思う」と回答した。同時に同氏は、それは、そうなることを意味するわけではないとも述べ、「もし安全の保証が、欧州の部隊を必要することを意味するならば、オランダは、少なくとも、交渉のテーブルに着かねばならないと思う」と発言した。

さらに同氏は、同日のパリ会合に出席した欧州の首脳の中には、緊急性の感覚が大きかったとし、なぜなら「私たちはウクライナの安全保障についてだけではなく、欧州の、そしてオランダの安全保障についても話しているからだ」と伝えた。

そして同氏は、結局は米国は欧州を無視できないと思うと発言した。

同氏はその際、「私は、ウクライナと欧州における安全を保証する上で、欧州は必要だと思う」と述べつつ、しかし、欧州は米国抜きではいられないとし、「私たちにはエスカレーション・ドミナンスが必要であり、そのためには私たちには米国の支援が必要だ。私たちは、それを米国人と一緒に行いたいし、欧州がより多くのことを行うべきことは非常によく理解している」と発言した。

またスホーフ氏は、短期的展望で「ウクライナが強くあるように」同国を支持し、また追加制裁により最大限の圧力下にロシアを留めておきたいと発言した。

同時に、オランダ議会で最大議席を持つ極右政党PVV(与党)のウィルダース党首は、その後Xにて、自身はオランダ軍のウクライナへの派遣には反対だと表明している

NOSは、PVVが現在オランダ議会で最大政党であり、同党の支持なく潜在的に危険なミッションにオランダ軍を派遣させられる可能性は小さいと指摘している

同時に与党内の関係者は、ウィルダースPVV党首は、与党内の他の政党関係者と自身の意見について議論してこなかったと述べている。同じく与党で、以前ルッテ現NATO事務総長が率いていたVVDや、NSCは以前、戦後のウクライナへの平和維持軍の創設の可能性を「建設的に」検討することを呼びかける決議を支持していた。

18日には、オランダ議会で、ウクライナ情勢やトランプ米大統領がどのように戦争終結させようとするかについて議論が行われる。オランダの政党によっては、交渉終了後の平和確保のためにオランダ軍を派遣する準備があると表明している党もある。

例えば、D66のジェッテン党首は、「和平合意が達成されたら、欧州はその履行を確保する準備がなければならない」とし、「その際、オランダを含む、EU全体が自らの貢献をすべきだ」と述べている。ウィルダースPVV党首が軍派遣を妨害したがっていることについて、ジェッテンD66党首は「トランプとプーチンの笛で踊っている」と揶揄している。

フルンリンクス(緑の党)や、農民市民運動(BBB)は本件に対してより慎重な姿勢だが、他方で将来の平和維持ミッションにオランダ軍が加わる可能性は排除していない。

写真:EU


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