
外交的手段とは国益の明け渡しを意味しない=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が訪問先のアンカラにてウクライナ人とクリミア・タタール人のコミュニティとの対話の中で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私は、大統領として、憲法の保証者である。私たちは、ロシアに一時的に占領されている領土につき、そのいかなるものもロシア領と認めることはできない。それらはウクライナ領であり続けるし、一切の譲歩はあり得ない。私たちに外交的手段で領土を取り戻す可能性が生じることを強く望んでいる。なぜなら、私たちの人々を失いたくないからだ。なぜなら、それがウクライナで最も価値あるものだから」と発言した。
また同氏は、戦争終結に関心のある全ての当事者、仲介者、そしてロシアは、「ウクライナが外交について話している時、ウクライナは正義をウクライナへと血の流れない手段で取り戻すことを話している」ということを理解すべきだと発言した。
そして同氏は、「外交とは、国益や私たちの国家主権を明け渡すことを意味しない」と強調した。
その他同氏は、ロシアがウクライナを侵攻したのであり、ウクライナ人は武器を持って時刻を守る以外の手段はなかったと喚起した。
同氏はその際、「そこには一切の外交がなかった。ロシアが襲ってきて、ウクライナ人は武器を手に、世界のどの国からの支援もない中で自国を守り始めたのだ。その瞬間は、誰もウクライナを支援していなかった。その後、プーチンが私たちの国を制圧できないこと、私たちの民、私たちの軍がどこへも逃げ出さない、ウクライナ大統領がどこへも逃げ出していないことを皆が見てから、その時皆が、ウクライナを助けなければいけないと理解したのだ。その時支援が始まったのだ。様々な国から、様々な量で」と発言した。
なお、ゼレンシキー大統領は18日、トルコを公式訪問している。
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