ゼレンシキー宇大統領、エルドアン土大統領と食料安全保障、被拘束者帰還、安全の保証につき協議

ゼレンシキー宇大統領、エルドアン土大統領と食料安全保障、被拘束者帰還、安全の保証につき協議

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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、トルコのエルドアン大統領と会談し、食料安全保障、経済協力、被拘束者の帰還、安全の保証につき協議を行った。

アンカラを訪問したゼレンシキー大統領がエルドアン大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは、中東やアフリカに、飢餓と言う名の数百万人に対する武器が生じないよう、トルコや他のパートナーたちと作業している。それは、とりわけ、現在安定と平和への良いチャンスが生じているシリアに関係する。また、私たちは、今シリアの人々を支えることの必要性を同じように見ている」と発言した。

また同氏は、ロシアに拘束されるウクライナ国民を帰還させる上でのトルコの役割についても話し合ったと伝えた。同氏はその際、「もちろん、私たちは、ウクライナの兵士、ロシアに拘束されているウクライナの被拘束者についてもパートナーたちと話している。トルコはすでに私たちの人々、軍人も民間人も、の解放を支援してくれた。今日、ウクライナの代表団には、ナリマン・ジェリャル氏が加わっている。彼は、クリミア・タタール民族代議機関『メジュリス』の副代表で、ウクライナで非常に尊敬されている人物だ。彼は、残念ながら、ロシアから弾圧を受け、家へ、私たちのウクライナのクリミアへ戻っている時に拘束された。ナリマンは、ほぼ3年間ロシアの投獄に入れられていた。ただ彼が愛国者であり、自らの立場を維持していたというだけでだ。彼は何も悪いことをしていなかった。幸いなことに、私たちは彼を解放することができた」と発言した。

写真:トルコ大統領府

そして同氏は、そのナリマン・ジェリャル氏を最近駐トルコ・ウクライナ大使に任命したことを喚起し、「彼が、私たちが今日正式に開いた新しい大使館の建物で仕事を始めるというのは非常に象徴的だ。その開館が良い、大切な象徴となりますように。ウクライナの被拘束者、私たちの人々が皆、家へ戻れますように」と祈念した。

その他同氏は、エルドアン大統領と、戦争の終結のために不可欠なウクライナのための安全の保証についても話し合ったと伝えた。

同氏は、「今日、欧州、北大西洋条約機構(NATO)加盟国、米国は、当然、ウクライナに希望や、強力な安全の保証への信頼を与えることができるはずだ。ウクライナがNATOに加盟すると信じさせることだ。しかし、私たちは現在、米国からそのような支持を聞いていない。私たちは、米国と他に欧州のいくつかのパートナー国が、私たちのNATO加盟を支持していないことを知っている。私は、それはロシアの大きな願望であり、それがこの結果を一致していると思っている。そうであれば、機能し得る安全の保証として残っているのは、強力なウクライナ軍と、他国、すなわち、欧州、米国、私たちのパートナーたちの軍のあり得る(編集注:ウクライナへの)駐留である」と述べた。

そして同氏は、ウクライナへの国際部隊の派遣については、エルドアン大統領との会談時にも話し合ったとし、「その安全の保証フォーマットの家家について話すのは、今のところ時期尚早ではあるが、しかし必要なことだ。なぜなら、(エルドアン)大統領が述べたように、私たちは、この戦争のダイナミズムが非常に大きく加速した、外交が加速したとの見方で一致しているからだ。それを私たちが気に入っているか否かはともかく、それは事実だ。そして、そのために、安全の保証について私たち、ウクライナ人は理解せねばならない」と発言した。

また同氏は、会談では、二国間経済問題、教育などの分野での両国社会の連携についても話し合ったと伝えた。同氏はさらに、両国の大統領夫人が携わっている孤児支援問題にも触れ、「ご存じだろうか。ロシアがもたらした戦争で親を奪われた私たちの孤児が、今トルコで庇護を受けている。それは、ウクライナとトルコの大統領夫人が携わっているプロジェクトの1つだ」と伝えた。

なお、ゼレンシキー大統領は18日、トルコを公式訪問していた。


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