
ウクライナ大統領は自由で民主的な選挙で選出されたが、ロシア大統領は違う=欧州委員会報道官
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のキースマッカー欧州委員会副報道官は20日、ウクライナはロシアと違い民主国家であり、ウクライナのゼレンシキー大統領はウクライナ国民の自由意志の発露で選出されたと発言した。
キースマッカー副報道官が記者会見時に、トランプ米大統領によるゼレンシキー大統領は支持率が低いから選挙の実施を拒否しているとする発言にコメントした。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
キースマッカー氏は、「私たちは、本件について非常に明瞭かつ明確な立場を有している。ゼレンシキー大統領は自由で公正で民主的な選挙で正統に選出されている。ウクライナは民主国家である。プーチンロシアは違う。米国側が有する情報に関しては、私たちは本件に一切光を当てることはできない。それは米国側に尋ねる方が良い」と発言した。
また同氏は、EUによるウクライナにおける戦争終結も目指す和平交渉のための道筋模索の立場は変わっていないとし、現在本件に関して様々なレベルで複数の機構が参加する形で重要な会談が行われていると発言した。同氏は、とりわけ今週パリでEUの首脳か非公式に会談し、そこにはフォンデアライエン欧州委員会委員長が出席したと喚起した。
そして同氏は、「私たちはこれまで複数回にわたり、ウクライナに関することにつきウクライナの関与抜きで、あるいは、EUの関与抜きで、どのような決定もあってはならないと強調してきた。ウクライナの安全保障は、EUの安全保障である。私たちの本件の立場は堅固なままである」と強調した。