
ウクライナの露全面侵略3年国連総会決議案の共同提案国は56か国=シビハ宇外相
ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は23日、ロシアの対宇侵略戦争3周年に合わせて国連総会にウクライナ決議案が提出されるとした上で、同決議案は56の共同提案国の強固な支持を受けていると発言した。
シビハ外相が同日キーウで開催されているフォーラム「ウクライナ 2025年」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
シビハ氏は、ウクライナ側はロシアの対ウクライナ全面戦争3年に向けて国連総会決議の準備に関わる外交活動を適時開始していたとし、同決議の提出・登録の時点で56か国の共同提案国、つまり、同志国があると伝えた。
同時に同氏は、21日に米国側が国連ウクライナ代表部に対して、ロシアの対ウクライナ戦争3周年の文脈での短い決議案を提出する意向を伝えてきたとし、その決議案もまた国連総会特別会合で投票にかけるために登録されたと説明した。
その上で同氏は、「それは相互に排他的なプロセスではない。それが私が言いたいことの1つ目だ。なぜなら、ウクライナの決議(案)はその日付、全面侵攻が始まって以降の国連の場に焦点が当てられた一貫した立場に焦点を当てているからだ。(中略)私たちの外交プロセスはまだ続いている。私は外相として、過去1日半、22本の電話会談を行い、その他の手段でもコミュニケーションを取ってきた。なぜなら、関連の決定を採択するためには、私たちは、その決議の共同提案国となったパートナー国の立場を理解せねばならないからだ。明確に言えることは、私たちはパートナー国皆の堅固な支持を受けており、私たちの決議(案)は国連総会会場で投票にかけられるということだ」と発言した。
なお、23日の国連総会では、ロシアの対ウクライナ全面侵略3年目に際して、少なくとも2つの決議案が審議される。1本は、ウクライナを含む民主主義国の大半が提出するもので、もう1本は米国が提出するものである。